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犬のうんちが白い・黒い・赤い・緑色の場合の家庭で出来る処置とは!?

犬のうんち
愛犬との楽しい生活のなかでも、欠かせないお世話として排泄物の処理、つまり、うんちやおしっこの片付けがありますよね。

もしかしたら、なんだかいいイメージのないお世話かもしれませんが、愛犬の体調管理としてうんちやおしっこを確認することはとても大切なことです。

例えば、おしっこが全く出なかったり、うんちが水みたいな下痢になったりしたら、気づいてあげないと愛犬が大変な病気になっているのに助けられない可能性だってあります。

今回は、そんな排泄物のなかでも、うんちに注目し、その色によって愛犬の体調がどういう状態なのか?を一緒に確認していきましょう。
閲覧注意
【閲覧注意】この記事には、犬のうんちや寄生虫などの実際の写真が掲載されています。お食事中の方などは気分が悪くなるかもしれません。十分に注意してください。

正常なうんちは何色なの?

これについては、ウォルサム研究所が発表している「ウォルサム糞便スコアチャート」が参考になります。

理想的な便はこのチャートのグレード1.5~2.5くらいです。

ウォルサム糞便スコアチャート
ウォルサム糞便スコアチャート
(出典:ウォルサム糞便スコアチャート http://www.promanage-pet.jp/carepoint/003/index.html)

室内のペットシーツや公園でウンチをしたときにまず見た目を確認します。茶色か焦げ茶色が正常です。

次に、つまんで確認します。耳たぶくらいの硬さであれば正常です。つまんでも形が崩れない程度です。ぜひこのチャートを参考にして、糞便の状態を確認して下さいね。

フードの量が多ければ軟便・下痢になることが多いようです。その場合は、フードの量を減らすか、ドッグフードの買い替えを検討してください。

逆に、コロコロのうんちの場合は、もう少しフードの量を増やしてみましょう。もしくは水分が足りないのかもしれませんから、飲み水の量を増やしたり、フードを少しふやかして水分量を増やしても良いでしょう。

犬のうんち
またうんちをする格好をしてキバってるのに、なかなかでない時は便秘かもしれません。便秘の時は、何らかの原因で腸内環境が悪くなって、善玉菌が減少している可能性もあります。ヨーグルトを与えて乳酸菌で腸内環境を改善しても良いでしょう

食べ物がうんちになるまでの流れを知っておこう!

うんち
まずは、食べた物がうんちになるまでの体の仕組みを理解しておきましょう。仕組みが理解できていれば、無駄にあわてずにすみますよ。

うんちの源は犬が食べた食事です。ですから、食事の内容によって、うんちの色が変わるということはありえる事です。

ですから、まずは愛犬が何を食べているのか、きちんと把握しておくことが、うんちのトラブルについての対応策に繋がります。

こちらの動画はとても分かりやすく簡単に解説してくれてますよ。

犬の消化管の働き


犬の消化管の働き

愛犬の口から入った食べ物は食道を通って、胃にたどり着きます。胃を通過した消化物は、腸、つまり、小腸から大腸を経て、最終的には直腸を通ってうんちとなって肛門から体外へと排泄されます。

うんちの色が変わるトラブルが起きたとき、この食べ物の通り道である消化管、とくに、小腸、大腸、直腸であったり、消化を助ける役割をしている他の内臓、例えば、膵臓や肝臓であったりに原因がある可能性が考えられます。

犬のうんちが白い場合

白いうんち

まずは、うんちをしっかりと確認!

【1】ポツポツと部分的に白い場合は、寄生虫かも?
【2】全体的に白い場合は要注意!
・牛乳やヨーグルト、または鶏ガラなどカルシウムが多いものを食べた?
・膵臓の異常の可能性(酸っぱいニオイがするか?)
・胆のうの異常の可能性

うんちを写真に撮り、ビニール袋などにいれて動物病院へ!

愛犬のうんちが白色になっていたらびっくりしますよね。まずは落ち着いてうんちを観察することから始めましょう。

全体が白いのか?それとも、うんちに白い点があるのか?

もしも、白い点がプツプツとあって、よく見ると動いていたりする場合は、寄生虫の可能性が考えられます(参考:SA medicine 2014.Vol16. No.3 p27 ㈱インターズー)

米粒大くらいの大きさの点が動いていれば、条虫と呼ばれている類の寄生虫が感染している可能性が考えられます。ほかに、白い線状のものがうねうねと動いていれば、それは線虫と呼ばれる虫の可能性があります。
寄生虫

犬が現在、食欲もあって元気であれば落ち着いて行動しましょう。家庭で出来る事は、まずは寄生虫かもしれない可能性のあるうんちを保管します。

そして可能なら当日、難しければ翌日以降に動物病院で検便してもらいましょう。うんちの処理をしっかりしていれば、まず、慌てる必要はありません。

また、犬の寄生虫に対しては、いい薬がたくさんあります。飲み薬と、滴下タイプがありますので、動物病院で相談の上、愛犬にピッタリの薬を与えてください。また、そういった薬は継続して飲み続けると、寄生虫の発生を予防できますよ。

こちらの動画にあるのは、犬ではありませんが猫の寄生虫です。こんな感じでうんちの中でウネウネしていれば、間違いなく寄生虫です。

猫の寄生虫(条虫)

実際の犬回虫の写真。体長は9~18cm程度
犬回虫(出典:Wikipedia・犬回虫

全体が白っぽい便になっているときは注意が必要です!

なにか白っぽい食べ物を口にしたときに、とくに牛乳やヨーグルト、鶏ガラのようなカルシウムの多い食べ物を口にしたときに、うんちが白くなることもあります。

しかし、内臓の一つである膵臓に異常がある可能性も否定できません。その場合は白っぽく見えたり、黄色っぽく見えたりすることもあるようです。

まずは匂いに注目してください。発酵臭や酸っぱい匂いがする場合は、膵外分泌不全という膵臓の病気の可能性があります(参考:SA medicine 2014.Vol16. No.3 p27 ㈱インターズー)

膵外分泌不全の犬のうんち
膵外分泌不全の犬のうんち(出典:膵外分泌不全 http://www.pati-clinic.com/dog1/detail/detailG000000031_13.html)

ほかには、胆のうの病気の可能性も考えられます。この場合も、おうちでなにかの対応策ができる病気ではありません。

しかしながら、犬が元気でいるなら落ち着いて行動しましょう。まずはそのうんちを写真に残すなり保管するなりしたうえで、動物病院を受診するようにしてください。
動物病院
どんなうんちだったのかがはっきりと分かることは、獣医師が愛犬の状態を理解するヒントになります。

犬のうんちが黒い場合

黒いうんち

・小腸性下痢の可能性
・拾い食い、ドッグフードの変更、ストレスなどが原因
・うんちを写真に撮り、ビニール袋などにいれて動物病院へ!

犬のうんちが黒色のときは、小腸のあたりで出血が起きている可能性があります。もしも、愛犬のうんちが下痢状になっていれば、それは小腸性下痢と呼ばれる下痢である可能性が高いです。

小腸性下痢の犬のうんち
小腸性下痢の犬のうんち(出典:黒色便に注意! http://www.futamatagawa.jp/blog/2015/03/post-17.php)

小腸で起きた出血は、その後、大腸、直腸を経てうんちに混じって出てくることになります。出血してから外に出てくるまでに時間がかかっているのです。結果として、血の色は酸化して黒っぽい色になってしまうのです。

ですから、うんちが普段より黒っぽいときは、愛犬の小腸になんらかのトラブルが起きている可能性が高いと言えます。

急に起きた小腸性の下痢は、例えば食事(ドッグフード)の変更をしたり、拾い食いをしてしまったり、はたまた引っ越しや環境の変化によるストレスが原因で起きることがあります(参考:改訂版イヌネコ家庭動物の医学大百科 p183 パイインターナショナル)

黒色になる以外に、嘔吐などほかの症状がない場合は、一過性の可能性があります。思い当たる事がある場合は、食事をもとに戻してあげたり、ストレスを取り除く工夫をしてあげたりすることで改善する可能性はあります。

しかし、嘔吐であったり、ぐったりしていたり、様々な他の症状が出ているときは、犬がどんどん衰弱していってしまう可能性もありますから、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
吐いてる犬
どちらにせよ、まずは犬の糞便を写真に撮り、ビニール袋などにいれてすぐに動物病院へ行って下さい!

犬のうんちが緑色の場合

うんち(緑色)

・胆汁(ビリルビン)を腸で再吸収できてない可能性
・腸炎の可能性
・拾い食い、ドッグフードの変更、ストレスなどが原因
・うんちを写真に撮り、ビニール袋などにいれて動物病院へ!

犬のうんちが緑色っぽく見えるとき、それはビリルビンと呼ばれる物質が原因の可能性が考えられます。ビリルビンは、胆汁に多く含まれています。本来、このビリルビンは胆のうから胆汁として排泄されたあとに、腸へ再吸収されるようになっています(参考:便について http://www.momiji.org/kosin/vol104.html)

しかしながら、なんらかの理由で腸がうまく動いていないと、この胆汁を再吸収することができずに、うんちにそのまま胆汁が混じって排泄されてしまう結果、緑色のうんちが出てくるのです。

どちらにしても、この場合は腸がうまく動いていないのが悪いので、腸をうまく動かしてあげることが大切になります。
大腸・小腸
先ほどのうんちが黒いときもそうでしたが、ストレスがあると腸に異常が出てしまうのはよくあることです。ですから、ストレスになりそうな原因が分かりそうなら、まずはそれを取り除いてあげましょう。

また、うんちがしっかり固くなっていればいいのですが、下痢をしている場合はいわゆる腸炎の状態になっている可能性も考えられます。

もしも、今まで食べたことのないものを食べていたり、食事内容を変更していたりすると、それがきっかけで腸炎を起こしている可能性もありますから、そんなときは元の食事に戻してあげるといいでしょう。
食べる犬
どちらにせよ、まずは犬の糞便を写真に撮り、ビニール袋などにいれてすぐに動物病院へ行って下さい!

犬のうんちが赤色の場合

赤色のうんち

・大腸や直腸からの出血の可能性
・便秘による切れ痔の可能性
・うんちを写真に撮り、ビニール袋などにいれて動物病院へ!

犬のうんちが赤い色になっているときはどうでしょうか。きれいな赤色になっているときは、まず出血の可能性が高く考えられます。

小腸性の下痢の場合は、黒っぽい色になるという説明を先程述べましたが、いわゆる血便と呼ばれる真っ赤ないろのうんちのときは、小腸ではなくその先にある大腸が原因の出血か、もしくはさらに出口に近い直腸からの出血の可能性が高くなります(参考:改訂版イヌネコ家庭動物の医学大百科 p183 パイインターナショナル)

こちらの動画では、実際の血便の様子が撮影されています。愛犬が急にこんな赤色のうんちをしたらビックリしますよね。

【閲覧注意】柴犬イチの血便 急性大腸炎・資料動画

大腸や直腸からの出血で一番考えられる原因はストレスです。環境の変化や食事の変更などが原因でストレスを感じると、腸の粘膜が荒れたり傷ついたりして出血する事があります。

ストレスの原因が分かる場合は、ストレスを取り除いてあげましょう。そして、愛犬が落ち着ける環境づくりをしてあげることが大切です。

原因を取り除いてあげれば、時間が経てば傷ついた腸の粘膜も落ち着いて、出血もなくなるでしょう。

時々、大腸の調子が悪い犬が嘔吐してしまうことがあるようです。あまりにも嘔吐がひどいときは、大腸以外のところにもなにか調子が悪いのかもしれません。早めに病院に連れて行きましょう。

また、下痢とは逆に普段から便秘気味の犬が、かたいうんちをしたときに赤い血が混じるようについていたら、それはもしかしたら、人間で言うところの切れ痔のようなものの可能性が考えられます。

便秘になると、水分が不足した固いうんちになってしまいます。かたいうんちは、腸を通っていくときに、腸の粘膜を傷つけてしまう事もあります。
裂れ痔
特に直腸(肛門に一番近い部分)は傷が付きやすいので、ふとした拍子に出血してしまうことがあります。

愛犬が普段から便秘気味である場合で、うんちが赤色になっているときは切れ痔を疑うのがいいでしょう。

切れ痔のときは、うんちが固いのが原因ですし、そもそもの原因である便秘を解消してあげる必要があります。

消化性のいい食物繊維豊富なごはんに変えてあげたり、ヨーグルトを与えて腸内環境を改善したり、水分をよくとってもらうというのも大事です。
ヨーグルト
水分をとる方法としては、水置き場を増やしてみたり、一時的にドライフードをお湯などでふやかしてみたり、ウェットタイプのフードにしてみたりすることがおすすめです。

ただし、急に水分をとる量が増えてしまうと、下痢になってしまう犬もいますので、少しずつ水分量を増やすようにしてあげるといいでしょう。

どちらにせよ、まずは犬の糞便を写真に撮り、ビニール袋などにいれてすぐに動物病院へ行って下さい!
動物病院

(まとめ)犬のうんちの色が変わった場合の対処法

・愛犬が元気なら、まずは落ち着いてうんちの状態を確認する
・うんちの写真を撮り、うんちをビニール袋などにいれてすぐに病院へ!

愛犬のうんちの色が変わってしまう理由は様々ですが、食事の変更であったり、引越など環境の変化であったりというような、いわゆるストレスが関係している可能性のあるものについては、家庭内での対処が一番大事になってきます。

例えば、普段は家にいない親戚が遊びに来たり、犬にとって苦手な小さい子供を相手にしたり、逆に家族が全員で長期間留守にしたりするようなことがあれば、それがストレスとなって愛犬が体調を崩してしまうきっかけになることもあります。

ストレスの解消をするには、愛犬が安心して過ごせる環境にしてあげることが大事ですので、普段どおりの我が家になるようにしてあげられるといいですね。ストレス性の場合、それで徐々にうんちの状態も良くなると思います。
元気なポメラニアン
一方で、ストレス以外の場合、とくにうんちの色が白いときは、膵臓や胆のうのような内蔵に何らかの異常が起きているサインかもしれません。

動物病院でしっかり検査してもらうことが大切です。犬が元気で落ち着いているならば、慌てずに、うんちの写真を撮って、色の変わったうんちをもって動物病院に行きましょう。

どちらにせよ、早めに動物病院に行って下さい。動物病院に上手にかかる方法は、実際にうんちを持って行き、うんちをしたあとの愛犬の様子や、うんちの写真(色などの様子)、そしてこれまでの愛犬の普段の生活をきちんと獣医師に伝えることです。

飼い主として、あなたが愛犬のためにできる事は、愛犬のことをよく観察して変化を見逃さないことです。

うんちの色がいつもと違うと焦ってしまうと思います。愛犬がいつもと変わりないように元気そうにしているなら、まずは飼い主であるあなたが落ち着いて行動してあげることで、愛犬も落ち着けるでしょう。
散歩中のうんちの始末
そのためにも、普段から愛犬のうんちはしっかりと確認してあげてくださいね。

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