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意外と知らない!ドライドッグフードの保存方法(酸化したフードの見分け方)

ドックフード
購入したドライドックフードをどのように保存されているでしょうか?もしかすると、袋をそのまま、輪ゴムや洗濯ばさみで止めているだけでしょうか?その場合は、ちゃんと密封できてなくて、フードが酸化している可能性もあります。

愛犬がドックフードを食べない原因のひとつはフードの酸化があげられます。嗅覚が優れている犬にとって気になる匂いでしょう。また、酸化したフードを長期間にわたって与える事で健康に悪影響もあります。

ドライドックフードは直射日光が当たらず、風通しの良い場所で常温保存して、開封後はできれば1ヶ月以内に食べきるのが原則です。特に酸化防止剤などの添加物を含まないプレミアムフードの場合、1ヶ月以内に食べきることをオススメします。

しかし、わんちゃんが体調を崩して食べきれない、大量にまとめ買いした、夏や梅雨の時期など、どうしてもそれが無理な場合の保存方法をご紹介します。

フードコンテナやフードストッカーなど専用の保存容器を利用する

しっかりと密封すれば、害虫予防にもなります。但し、酸化防止にやや欠ける点がデメリットです。Amazonで「フードコンテナ」「フードストッカー」などのキーワードで検索するといくつか商品がでますね。

特にオススメの保管方法は、購入したドライドックフードを袋からださずに、そのままフードストッカーにいれて保存する方法です。特にこちらの商品は、除湿剤をフタの裏につける事もできるので便利ですね。

アイリスオーヤマ 密閉フードストッカー イエロー MFS-10

フードコンテナに袋のまま保管する場合は、袋止めクリップを購入する事をオススメします。洗濯バサミや輪ゴムよりも確実に袋を密封できます。こちらもAmazonで「袋止めクリップ」などで検索してください

ウェーロック社 クリップイット PA70mm 6個セット

自動真空パック器や脱気シーラーを利用する

真空パックするのが最もオススメの保管方法です。酸素を抜いて真空で密封された状態で保存できるので酸化を防げますが、真空パックするのに手間がかかるのがデメリットです。

しかし、こちらの商品のように自動で真空パックできる商品もあります。ワンプッシュで自動で真空状態にしてくれるだけでなく、その後も内部の気圧を感知して、空気が入れば再度、自動で真空状態してくる優れものです。電源は単3電池で動きます。

これなら24時間真空状態を保てるので、ドックフードだけでなく、人間の食材にも使えて便利なアイテムです。

ココキーパー ドーム10L ヨコヤマコーポレーション

その他の方法(ペットボトルやジッパー)

ペットボトルやジップロックなどを利用して保存する方法もありますが、正直言って、どれもオススメできません(^^;上記2つの方法に比べて、手間がかかるわりには、長期保存には向いてません。

もし、ペットボトルで保存する場合は、じょうご(ロート)を使うと簡単にドックフードを移し替える事ができます。餌やりも手を汚す事が無いのでラクです。容器が透明なため、日の光によって酸化しやすいデメリットがあります。

また、ジッパーを使って小分けにする場合は、湿気防止に乾燥剤(シリカゲル)を入れておくと万全です。ジッパーは日の光による劣化に弱いのがデメリットです。上手く密封できない人は、脱気シーラー(真空パック器)などを使うと良いですね。

cotta(コッタ) 食品用乾燥剤 シリカゲル

ドックフードの保存方法として、最も注意する点は「酸化」「温度」「湿気」

ドックフード
大切な愛犬のためを考え、酸化防止剤や防カビ剤といった添加物が入っていない無添加のドックフードを買っていたとしても、保存方法が悪いと逆効果になる場合があります。

袋に賞味期限が記載されていますが、開封後はなるべく1ヶ月以内に使い切るようにして下さい。わんちゃんが最も美味しく食べられる期間です。特に無添加フードの場合は酸化するのが早いので、すぐに食べきるべきです。

ドックフードは、開封した瞬間から酸素に触れる事により、「酸化」が始まります。酸化する事で、栄養成分が破壊され、ドックフードに含まれる油脂や脂成分も劣化するので、味が落ちて食いつきが悪くなります。

ポテトチップス
ドックフードの酸化については、ポテトチップスを思い浮かべてもらえれば良いと思います。

ポテトチップスの袋を開けて放置して、3日後にポテトチップスの見た目や臭い、触った感じはどうでしょうか?

恐らく、開封直後と見分けはつかないと思います。しかし、食べてみるとその差は歴然でしょう!

それと同じで、ドライドックフードも開封して時間が経つと劣化してしまいます。

また、直射日光に当たるような場所での保存もNGです。高温でフードが劣化します。

さらに、「湿気」はカビの原因になります。犬の嗅覚は人間の何千何万倍と言われており、人間が分からない匂いも嗅ぎ分ける事が可能です。

飼い主が気付かなくても、ペットはカビ臭さを感じて、ストレスになっているかも知れません。雑菌が繁殖した餌は健康を害する恐れもあります。嘔吐や下痢などの体調不良の原因となりますので、注意しましょう。

冬はまだしも、夏は高温多湿となり、酸化と湿気がぐっと進みます。特に梅雨の時期はカビや雑菌が増えやすいので要注意です。開封後のドックフードは、普段はあまりおすすめはしませんが、冷蔵庫に入れるなどしてしっかりとした対策を行いましょう。

ドックフードの酸化の見分け方


それでは、酸化してしまったドライドックフードをどのように見分ければ良いでしょうか?

極度に酸化が進むと、購入時と色の変化や触った感じで判断できます。酸化していると、黒っぽくなり、油が表面に浮いてベタっとしてきます。

ただし、これはあくまでも極度に酸化した時の話です。軽度の酸化では見た目や臭いや触った感じでは変化に気付きません。ですから現実的には見分けるのは非常に困難です(汗)

そこで実際に、ドライドックフードを酸化させて実験してみました。

まず最初に、パッケージから取り出してタッパにいれて直射日光の当たる窓際に放置しておきました。それがこちらの写真です↓
3ヶ月前
そして約3ヶ月間、窓際の直射日光があたる場所に放置しておいた後の写真がこちらです↓
3ヶ月後

はっきり言って、見た目では全くわかりませんね(笑)臭いはやや強くなったかなぁ?という感じで、触ったらややべたつく感じです。

3ヶ月も窓際の直射日光に当たる場所に放置したのに、見た目や臭いや触った感じではあまり変化はありませんでした(汗)

見た目は変わらないが、過酸化脂質が最大2100%もアップしていた!
日本大学農獣医学部が発表した資料によると、蛍光灯や日光照射下では、最大で2100%も過酸化脂質がアップしていました。

市販ドッグフード4種類 (A~D, 各5検体) の過酸化脂質の定量を行った。その結果、ドッグフードAは平均29.2nmol/g、Bは6.1nmol/g、Cは9.8nmol/g、Dは3.1nmol/gであった。これらを冷蔵・暗所・蛍光燈照射・日光照射の4条件下で30日間保存し、過酸化脂質量の経日変化を調べたところ、冷蔵および暗所保存では30日経過してもほとんど増加はみられなかったが、蛍光燈照射下保存では350~630%、日光照射下保存では700~2,100%(開封時の過酸化脂質量を100%とする) と、きわめて大きな増加率を示した。以上より、ドッグフードの保存は、過酸化脂質量の増加を最も抑えることができる冷蔵あるいは暗所保存が望ましいと思われる。
(出典:市販ドッグフードの過酸化脂質について https://ci.nii.ac.jp/naid/130004051256/)

過酸化脂質というのは、ドックフードに含まれる脂質が酸化したもので、がんや老化・動脈硬化の原因で有害な物質です。これが最大で2100%も増加していたのです!(参考:過酸化脂質 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-004.html)

また、直射日光だけでなく、蛍光灯でも最大630%もアップするので注意が必要ですね。

重要なので繰り返しますが、蛍光灯や直射日光の当たるような場所で保管するのはNGです。見た目や臭いなどに大きな変化はないかもしれませんが、過酸化脂質が最大2100%も増加します。

ドライドックフードは冷蔵庫や冷凍庫で保存しても良いの?

冷蔵庫
それでは、蛍光灯や日光をさけて、ドックフードを冷蔵庫や冷凍庫で保存しても良いのでしょうか?結論から言えば、「ノー」です。

ドックフードは元々、冷蔵・冷凍庫での保存を考えて作られたものではありません。たしかに、商品パッケージには保管に相応しい場所が「冷暗所」と書かれてあります。

すると、冷蔵庫に入れれば安全だと勘違いし、袋のまま冷蔵庫で保存している人がいます。しかし、袋を冷蔵庫から出し入れする度、温度差が生じて結露が生じ、カビの原因となってしまいます。だから、冷蔵庫での保存はNGです。
冷蔵庫
ただし例外があります。夏(特に梅雨時)に限っては、蒸し暑くジメジメした室内などに常温保存する事に比べると、冷蔵庫に入れておいた方がよい場合もあるでしょう。

フードコンテナやペットボトルよりも、1回分を小分けにしてジッパーで保存する方法が、冷蔵庫での保管に適しています。1回で使い切るので、ペットフードの出し入れが無いぶん、結露の心配をする必要がありません。

小分けにせずに、購入時の袋をそのまま冷蔵庫に保管すると、エサを与える度に出し入れして結露ができて、湿気でカビが発生する可能性が高いです。ただし、小分けにしたとしても、冷蔵庫の開け閉めだけでも温度差は生じますので、完璧ではありません。

高温多湿の場所でさえなければ、ドライタイプのドックフードは常温保存で問題ありません。風通しが良くて涼しく、蛍光灯や日光が直接当たらない場所での保管を行いましょう。そして、開封後は1ヶ月以内に食べきるようにしてくださいね

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