- 投稿日
- 2019年5月23日
- 更新日
馬肉自然づくりドッグフードの口コミ体験レビュー。評判や安全性をドッグヘルスアドバイザーが評価
この記事では「馬肉自然づくり」について、このフードを実際に購入した飼い主さんからのレビュー&口コミと、安全性などについて編集部のドッグヘルスアドバイザーが解説します。

・小型犬またはシニア犬向けのフード
・獣医師も推薦
・玄米・大麦・黒米などの全粒穀類や野菜も含み栄養十分
・全ての原材料が国産
・100%無添加(自然由来の保存料も不使用なので、開封したら1ヶ月以内に食べきる)
・大麦を含むので穀類アレルギーのわんちゃんは注意
評価項目 | 評価 |
---|---|
良質なタンパク質 主原料として良質の肉が使用されているか? | ◎ |
無添加 合成保存料や合成着色料など人工的な添加物が含まれないか? | ◎ |
ヒューマングレード 人間でも食べられるか? | ◎ |
栄養素 犬に必要な栄養素が十分に摂取できるか? | ◯ |
内容量 | 1kg |
価格 ※税別 | 定期初回:2400円 定期購入:2700円 通常購入:3000円 |
1日当たりの価格 ※体重10kg成犬の柴犬の場合 | 252円 |
原産国 | 日本 |
もくじ
実際に通販で購入した口コミ体験レビュー
「馬肉自然づくり」ドッグフードは、馬刺し専門店が開発したヒューマングレードのドッグフードです。
「高齢で食欲がないわんちゃんに馬刺しをあげたら食べた!」というお客さまの声から生まれたそうです。
特に小型犬・高齢犬向けに作られた自然派フードということで、以前から気になっていたので購入してみました。というのも、私が飼っているミニチュアダックスがまさにシニア犬で日頃からフードには気を使っているからです。
今回は初回価格で安くお試し価格で購入しました。一週間程度かけてフードを切り替えてみて、うんちの様子も見ていきたいと思います。
同梱されていた資料は、挨拶文から製品紹介、フードの切り替えかた、BCS(ボディコンディションスコア)のことまで、わんちゃんの健康に関する情報がたくさん詰まっています。
これを読むだけでもドッグフードについて勉強になりそうですね。また、ヒューマングレードなので「飼い主さんも食べてみてね」と書いてあったので後で食べてみようと思います(笑)
パッケージは自然派フードらしい、とてもシンプルなデザインです。こちらが表面。
こちらが裏面。
袋を開けると、ザラッという音とほのかな出汁の香りがしました。美味しそうなニオイです。
パッケージの内側を見てわかる通り、油っこさが全くないです。保存状態を保つために内側はアルミ素材を使っているので、劣化しにくく、安心して食べきれますね。
ただし、保存料などは不使用の100%無添加ですから、開封したら1ヶ月以内に食べきって下さい。
フードの粒はあまり見ない形状だったので、おどろきました。中央がふくらんだ楕円形で、UFOのような形です(笑)
固めですが薄いのでパキッと割ることができます。角がささくれているので、老犬の喉にはちょっと心配です。ここは改善して欲しいですね。
粒の大きさ・厚さは?
粒により多少ばらつきはありますが、幅は1.1~1.3㎜ほどの大きさです。中粒寄りの小粒、といったサイズです。
中央のいちばん厚みがある部分は約5㎜です。
小指の爪くらいの大きさです。
人間が馬肉自然づくりドッグフードを食べてみた(笑)
大切な家族に与えるフードですから、責任をもって飼い主の私が毒見をします(よい子のみんなはマネしちゃダメ)
試食会にみんな集まってきちゃいました(笑)あまりドッグフードにはない、和風なお魚系統の匂いなので、興味津々です。
人間が試食してみましたが、ヒューマングレードということで、特に抵抗もなくパクっといけました。
舌に乗せてから、ゆっくりと、やさしい鰹だしの風味が広がります。
お肉感はあまりないですが、お魚が好きな子は喜びそうです。苦味はなく、後味もほのかに鰹が残る程度で食べやすいです。人間が食べても普通においしい!
長女(ミニチュアダックス)に与えてみます
では、待たせている長女(ミニチュアダックス)に食べてもらうことにします。
最初は警戒して(?)じっくりと匂いを嗅いで、ためしにペロっとして味を確かめていました。
でも、そこからはすぐに完食しました。
後日談になりますが、フードの切り替えはうまくいって、馬肉自然づくりを食べ始めて、毎日いいうんちが出ていました。
ティッシュでつかむことのできる、ほどよい固さ。匂いも特におかしなところはなしです。
馬肉自然づくりの口コミや評判ってどうなの?
粒が小さくて食べやすいのが最高
外国産は粒が大きいものが多くて歳とともに歯が悪くなってくると、内容量プラス粒のサイズも大事になってきましたw
痩せた?引き締まった?気がします!
富士は勢いよくパクパク、もぐもぐ
小さい頃はほんと色々試したけど、もうここ何年かは馬肉自然づくりに落ち着いてるかな
馬肉自然づくりの口コミ・評判まとめ
「食いつきが良い」「馬肉はヘルシー」「小粒で食べやすい」など、良い口コミが多かったですね。
「小型犬・シニア犬向けフード」というだけあって、小型犬に与えている人が多かった印象です。
また、悪い口コミはほとんど見かけなかったのですが、「品質が良いのはわかるけど、価格が高い」という口コミをチラホラみかけました。
品質と価格のバランスは難しいのですが、主原料に馬肉を使って全て国産の原材料なのに、他のプレミアムフードと比べて高いわけじゃないです。
むしろ、コスパは良い方だと思います。他のフードと1ヶ月単位でローテーションすれば、上手に予算調整できるかもしれませんね。
馬肉自然づくりの原材料と栄養成分
原材料
馬肉、鶏肉、玄米、大麦、黒米、きなこ、かつお粉、米ぬか、馬油、おから、ハト麦、卵、わかめ、小松菜、昆布、ビール酵母、卵殻カルシウム
※気になった原材料に色づけしています
原材料は全て国産
公式サイトで解説がある通り、全ての原材料は国産で全て公開されています。
まず、主原料の馬肉は熊本県産です。鶏肉は鹿児島県産、その他の原材料(玄米・大麦・黒米・卵・かつお粉・小松菜など)についても、福岡県産など全て国産です。

ドッグフードの原産国の定義ですが、ペットフード安全法では最終加工をした国を原産国とするように定められています。
だから、中国や韓国で製造して最終的な加工だけを日本で行い「国産」と表記してるドッグフードもありますから注意が必要です。
近所のスーパーやコンビニやホームセンターで販売されている格安国産フードは、実は中国の工場で製造されたものかもしれませんよ?
馬肉自然づくりは全ての原材料が国産で、最初から最後まで国内工場で製造されています。
この「国産」の定義について詳しくは、こちらの記事をご覧下さい↓
「国産」「無添加」ドッグフードに注意!2つの問題点と危険な添加物とは?
中国や韓国の工場で製造しても、日本国内の工場で最終加工すればペットフード安全法では「国産」と表記できるんだよ!「原材料が国産」という意味ではないから注意してね!
馬肉
馬肉は高タンパク・低脂肪な食材です。鉄分やカリウム、ビタミンも豊富です(参考:食品成分データベース・文部科学省)
ですから、「良質なタンパク源が欲しいけど、運動量は少ないので脂肪分が気になる」という小型犬・老犬ならではの悩みにぴったりです。
小型犬・老犬向けに馬肉を使うのは理にかなっているともいえますね。
全粒穀類(玄米・黒米・ハト麦など)
全粒穀物(玄米・黒米・ハト麦など)もバランス良く配合されています。ですからビタミン・ミネラルを添加しなくても、原材料から補えるのです。
玄米:ゆっくり吸収されるので食後の血糖値の急上昇を抑制(低GI)白米よりビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富
黒米:「古代米」と言われアントシアニンを多く含み、白米よりビタミンB群・鉄分・カルシウムが豊富。
ハト麦:白米よりビタミンB2とタンパク質を多く含み、中国では古来から漢方や薬膳料理に使われた。
このように、玄米などの全粒穀物にはビタミンなどの栄養が豊富です。人間の食事でも玄米などの全粒穀物の食物繊維・ビタミン、ミネラルの効果が注目されていますよね。
しかも、全粒穀物はゆっくり吸収されるため、食後の血糖値の上昇を抑えることができます(低GI)減量やダイエットを考えているわんちゃんにも最適ですね。
(参考)
ペットフードで使用される主な炭水化物原料
食品素材によるアントシアニンの成分特性と機能・利用
ハトムギの食品としての機能性と有効性
馬油
リノール酸、リノレン酸など不飽和脂肪酸(オメガ3・6脂肪酸)が多く含まれています。(参考:日本食肉消費総合センター)
犬は体内でオメガ3・6脂肪酸を合成できないので、食べ物から摂取する必要があります(必須栄養素)
ビール酵母
タンパク質、ビタミン類(特にB1)が豊富で、食物繊維も含まれます。
脂質の代謝を上げる効果があるため、減量やダイエットを考えているわんちゃんにも向いてますね(参考:ビール酵母の特性とその新しい効用について)
大麦
小麦アレルギーのあるわんちゃんは注意して!
大麦は、小麦アレルギーを持つ子が反応を起こす場合があります。EUでは大麦はアレルギー表示が義務付けられていますが、日本では義務付けられていません。
大麦にはグルテンが含まれますので、グルテンフリーではありません。
正確にはグルテンではなく、グルテンとよく似た「ホルデイン」なのですが、非常によく似た分子構造(交差抗原性がある)なので、アレルギーの場合は購入は避けるべきでしょう。
(参考)
専門家が答える大麦Q&A
食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件候補について
食物アレルギーの栄養指導の手引き・厚生労働科学研究班
栄養成分など
粗タンパク質:27.0%以上、粗灰分:2.2%以下、粗脂肪:11.1%以上、水分:7.0%以下、粗繊維:5.2%以上、代謝エネルギー:399kcal/100g
※気になる栄養成分などに色付けしています
高カロリー(399kcal/100g)なので与えすぎ注意!
他のプレミアムフードは300~350kcal/100gが多いですが、それと比べて高めですね。
「高カロリーだから駄目だ!」という意味ではありません。少量で必要なエネルギーが摂取できるのがメリットです。
しかし、うっかり今まで与えていたフードと同じ量を与えていると、太ってしまうので注意が必要です。
高齢になってからの肥満は膝腰や心臓などに負担をかけるので危険です。
また、今まで与えていたフードよりも給餌量が減るので、わんちゃんが食べ足りなくて、おねだりしてくるかもしれません。
その時は、愛犬のために心を鬼にして与えすぎないようにしましょう!
馬刺し専門店が開発した、馬肉が主原料・100%無添加の国産フードです。
全ての原材料が国産で、しかも全ての原材料の原産地も公開して安心ですね。
しかし、高カロリー(399kcal/100g)なので与えすぎに注意してください。また、大麦が含まれるので、小麦アレルギーのわんちゃんも注意が必要です。
【最安値は?】公式・Amazon・楽天の価格を比較!
公式 | Amazon | 楽天 | |
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初回購入 | 2400円(1袋) 6840円(3袋) | ー | ー |
定期購入 | 2700円(1袋) 7695円(3袋) | ー | ー |
通常購入 | 3000円(1袋) 8550円(3袋) | 3000円(1袋) 8550円(3袋) | ー |
送料 | 8000円以上で無料 | 600円以上(地域・注文金額などによる) | ー |
最安値は公式サイト
調査した結果、馬肉自然づくりの最安値は公式サイトでした。初回購入なら公式サイトが最もお得です。
楽天ではそもそも販売されていませんでした。
お得に購入するなら定期便がおすすめ
また、公式サイトでは1回限りの通常購入(3000円)もありますが、定期便を利用した方がお得です。
定期便を利用すると初回は20%OFFの2400円、2回目以降はずっと10%OFFの2700円で購入できます。
お届けの周期は自由に選べるので、他のフードとローテーションするのも良いですね。
定期便はいつでも解約が可能
馬肉自然づくりは定期購入の縛りは一切ありません。次回お届け予定日の5日前までなら、いつでも解約可能です。
馬肉自然づくりドッグフードのQ&A
ここでは、ネットの口コミで見かけた、馬肉自然づくりへの疑問点などに、編集部が分かる範囲で回答したいと思います。
Q:1日の給餌量はどのくらい?
パッケージに記載されている給与量は以下の通りです。
愛犬の体重/1日当たりの目安
1~3kg/24~55g
4~6kg/69~94g
7~9kg/105~127g
10~12kg/138~158g
13~16kg/168~196g
17~20Kg/205~232g
なお、馬肉自然づくりは399kcal/100gと他のプレミアムフードと比べても高めです。
「高カロリーだから駄目だ!」という意味ではありません。少量で必要なエネルギーが摂取できるのがメリットです。
しかし、うっかり今まで与えていたフードと同じ量を与えていると、太ってしまうので注意が必要です。
高齢になってからの肥満は膝腰や心臓などに負担をかけるので危険です。
ドッグフードの1日の正しい給与量の計算はこちらの記事も参考にしてください↓
Q:馬肉にはアレルギーがないの?
馬肉は他のお肉(鶏や牛など)と比べて、比較的アレルギーが出にくい食材と言われています。
しかし、絶対にアレルギーが出ないという意味ではありません。もし心配な場合は、事前にかかりつけの動物病院で相談しましょう。
Q:シニア犬に与えても大丈夫なの?
馬肉は高タンパク・低脂肪な食材です。鉄分やカリウム、ビタミンも豊富です(参考:食品成分データベース・文部科学省)
ですから、「良質なタンパク源が欲しいけど、運動量は少ないので脂肪分が気になる」という小型犬・シニア犬ならではの悩みにぴったりです。
小型犬・シニア犬向けに馬肉を使うのは理にかなっているともいえますね。
Q:子犬に与えても大丈夫?
子犬にはおすすめできません。
理由は、灰分値(ミネラル)が2.2%とAAFCOの基準値よりやや少ないからです。(参考:AAFCO2016年版における犬猫の栄養素プロファイル概要(後編))
成長期の子犬は多くの栄養素が必要です。なるべく子犬用に栄養調整されたフードをオススメします。
しかし、それ以外のタンパク質、粗脂肪、粗繊維などの量はAAFCOの基準を満たしてちょうどよく、毎日の健康にしっかりアプローチできる数値ですね。
ですから、成長期を過ぎた成犬、運動量の少ないシニア犬などに向いたフードです。
子犬のフード選びについては、こちらの記事も参考にしてください↓
Q:保管方法はどうすればいいの?
直射日光の当たらない、風通しの良い場所で保管してください。
なお、馬肉自然づくりは100%無添加です。自然由来の保存料すら不使用なので、開封したら1ヶ月程度で食べきって下さい。
またパッケージの内側はアルミ素材ですから、遮光性・防湿性が高いですね。
ドッグフードの保存方法については、こちらの記事もご覧下さい↓
Q:市販のフードと香りがまったく違うのはなぜ?
スーパーやコンビニで売っている市販の格安国産フードと違って、馬肉自然づくりは、厳選した自然の素材だけを使用しています。
しかも、100%無添加で香料も不使用です。だから食材本来の香りがあるのだと思います。
なお、一般的な市販のドライフードは粒の表面に動物性油脂などを吹きつけて、強い刺激・ニオイで嗜好性を高めています(食いつきを良くしています)
しかし、この動物性油脂などは強力な化学添加物が含まれている事があり、注意が必要です。
市販のドッグフードの原材料によく使われている「動物性油脂」や「チキンミール」などは、キャリーオーバー(原材料欄に表示されていない添加物が含まれている)の可能性が高い原材料です。
低価格のフードによく使われる「動物性油脂」や「チキンミール」は自然界でそのまま存在するわけではありません。
この「動物性油脂」や「チキンミール」という「原材料そのもの」を製造する必要があるわけです。その原材料の製造過程で、どれだけ強力な化学添加物を使用しても、ペットフード安全法ではそれを表示する義務はありません!
ですから、ドックフードの原材料表に酸化防止剤や着色料が表示されてなくても、実は原材料の製造過程(原材料自体)で添加物として使われている可能性があります。
原材料自体(動物性油脂やチキンミールなど)に強力な添加物をいれても、ペットフード安全法では表示義務はないよ!
※「キャリーオーバー」については、こちらの記事もご覧下さい↓
Q:もし、食べない時はどうすれば良いの?
同封されていたパンフレットが参考になりますよ。
食べてくれない時に試していただきたい3つの方法
1、手から1粒ずつあげてみる
初めて見るフードに対して、警戒心をもつわんちゃんも少なくありません。まずは、ご褒美やおやつのように1粒ずつ、大好きなご家族の手から直接もらうことで、わんちゃんも安心してくれるようになります。
2、人肌程度に温めて香りを立たせる
ワンちゃんの食欲は「味覚<<嗅覚」にあります。今まで匂いの強いフードを食べていた場合は、自然の食材のみを使用した馬肉自然づくりが物足りなく感じてしまうこともございます。食欲をそそる方法のひとつが、人肌程度に温めたお湯をフードにかけることです。かつおのいい香りがふわりと広がり、食欲を刺激します。歯の悪いワンちゃんにもおすすめの方法です。
3、トッピングを加え、混ぜ込む
お肉を茹でて細かく切ったものや、無糖ヨーグルト、塩分控えめの粉チーズなどをフードにしっかりと混ぜ込んで、1粒1粒に味をつけると食べるようになってくれることもございます。食べてくれるようになったら、少しずつトッピングを減らしてご様子を見られてください。
※注意※
食べない時に「いつか食べてくれるかも」と思い、フードを置きっぱなしにすることはあまりおすすめいたしません。「いつでも食べられる状況であること」や「出しっぱなしのフードの風味が落ちてしまうこと」で、食いつきが弱くなる場合がございます。
我慢比べとなりますが、時間を決めて食べなければ下げることで様子を見てあげましょう
なお、ドッグフードの温め方・ふやかし方(お湯やレンジ)はこちらの記事も参考にしてください↓