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犬が「う~」と唸る理由と100人に聞いた効果のあったしつけ法

犬がうなる
愛犬は日頃はおとなしくていい子なのに、何かのきっかけで急に鼻にしわが寄って唸ると心配になりますよね。

ネットで検索すると「飼い主を下に見ているとうなる。主従関係をハッキリさせる必要がある」とあって、しつけをし直そうと考えるかもしれません。

犬が唸る理由は様々あり「問題になる」唸りや、大きな「問題にはならない」唸りもあります。

まずは犬の気持ちを考えて、うなる理由を考えてから対処していきましょう。

まずは、うなる理由を愛犬の気持ちになって考えてあげてね!

【100人に聞きました】実際に効果があった「うなり」のしつけ方法は?

犬の唸りに効果のあったしつけ
わんたす編集部では、100人の犬の飼い主さんに、「犬のうなり」についてアンケートで聞き取り調査しました。すると、このような結果になりました。

(わんたす編集部・独自調べ)「犬がうなる」ことで悩んだ経験のある100人の犬の飼い主さんに聞きました。どんな状況でうなっていましたか?(複数回答可)

犬がうなるアンケート集計
1位:来客に対して(友人・宅配便のドライバー・呼び鈴が鳴った時など)‥32%
2位:家の外を人や犬が通ったとき‥16%
3位:知らない人や犬が近づいてきたら‥20%
4位:犬のおもちゃをとりあげようとした時‥14%
5位:エサを食べている時に近づいたら‥10%
6位:雷・花火・救急車など大きな音‥3%
7位:その他‥5%
※わんたす編集部が株式会社マクロミルのアンケート調査サービスを利用して、2018年8月にインターネットで100人の犬の飼い主さんから回答を得ました。

来客や家の外の人や犬など状況は様々ですが、1~3位で共通して言えるのは「知らない人や犬に対して警戒してうなる」という結果になりました。

この結果から、子犬の頃の社会化のトレーニングの重要性が再確認できますね。

生後6ヶ月ころまでに他の犬と遊んだり、家族以外の人に触ってもらったり‥とトレーニングをしておけば、また結果が違ってくると思います。
遊ぶ犬
次に、犬がうなることをどのように解決しましたか?という質問に対しての回答もなかなか興味深いものが多かったです。

最もよく見かけた回答としては「うなっている時は無視する。静かになったら褒めておやつなどをあげる」でした。

その他にも、「空き缶などを投げたり叩いて大きな音を出してビックリさせる」「うなったら軽く首筋をタッチしてビックリさせる」「うなっている時は犬の目をみて話しかける」「しつけ用の音がでる首輪を使った」などがありました。
吠える犬
犬によって効果的な方法は違うと思いますが、色んな方法で試行錯誤して、何とかうなるのをやめさせたいと悩んでいる飼い主さんの思いが伝わってくるような回答ばかりでした。

たくさんの回答の中から、印象的だったものを下記に列挙します。現在、「犬のうなりのしつけ」に悩んでいる方には解決のヒントになるのではないでしょうか?

(わんたす編集部・独自調べ)犬がうなる場合のしつけで効果的だった方法は?(印象的だった回答を一部のみ抜粋)

(40代女性)インターフォンが鳴る度にうなったり吠えたりしてました。初めは、うなりを止めさせようと、うなる度に軽く頭を叩いて『ダメ!』と叱っていましたが、犬を購入したブリーダーさんに、『環境が変わったストレスもあるかも?』と言われ、叱るのをやめ、逆に、うならなかったら大好きなクッキーをあげ、うなっている時はおあずけ!というように繰り返し繰り返し『うなり』に向き合いました。2ヶ月程で、うなりは治りました。

(40代女性)空のペットボトルを「いけない」といいながら投げる。2・3回は効果ありだが慣れてくると効果なし。静かになったら褒めて→おやつを与えるのを繰り返し、なるべく窓を開け外の音を聞かせる時間を長くしたら、家の外の人などに唸らないようになりました。

(40代女性)チャイム音や宅配便のトラックのエンジン音が聞こえると唸りだす。相手の確認が取れると少し吠えるが次第に落ち着いて唸ったり吠えたりが少なくなるが キチンと教え込む前は唸りが激しくて困った。

上記の音が聞こえてきた時に、少しでも唸らない事があると大げさに褒めて笑顔で撫でてあげる。おやつもあげる。唸りだしたら威厳を持って注意し(決して名前を呼んで怒鳴ったりしない) 態度の切り替えをはっきりと示して 根気よく教え込んだら治った。

(30代男性)日課の散歩をしている際、向かいから同じく散歩中の犬が歩いてきて、すれ違う際に唸る事があります。抱っこしたまま再度近づけてゆっくりと仲良くなるようにしてます。これをすると2回目以降に会った時はほとんどうなりません。

(20代女性)家の呼び鈴が鳴ると、うなり声や吠えてしまう癖が幼犬時からありました。ただ、扉を開けて、来客と話していれば大人しくしていました。

最初は呼び鈴の音量を小さくしてみました。びっくりしているだけだと、考えた為です。ですが、これは失敗でした。

次に試したのは、呼び鈴が鳴った際に犬を見つめて(大丈夫。)と話しかけるようにしました。最初のうちは、しばらく唸っていましたが根気よく続けていると、自然と落ち着くようになりました。在宅時であれば、ほぼ100%うなり声はあげなくなりましたが、留守番をさせている時に、呼び鈴を鳴らすとどうしても辞めてくれないので、留守番時はインターホンの電源を切るようにしました。

(20代女性)家の近くにある道を人が通ったり、犬が散歩していたりすると、よくうなりました。特に、子供が騒いでいるとよくうなっていました。

うなり始めたら遊んであげたり、おやつをあげたりして気を紛らわせるようにしていたら、だんだんうならなくなりました。

(30代男性)元々犬が嫌いなので、知らない犬に匂いを嗅がれたり近づいてくるのを嫌がり、唸ることがあります。吠えたり、噛むことは一度もなく、唸るだけです。

なるべく犬に対して友好的な友人の犬に協力してもらい、決して怖くないということを教えました。なるべく頻繁にその犬と合わせることで慣れさせていきました。

(30代女性)お気に入りのぬいぐるみを投げて遊んでいる時に、投げたぬいぐるみを取ってくるまでは良いのですが、持ってきてから咥えたまま離さず、取ろうとしたら唸る状態。
好きなお菓子を用意しておき、まず投げたぬいぐるみを取ってきて受け取ろうとします。そこで唸ると一度手を離し、「ちょうだい」と言いながらお菓子をチラつかせます。

犬がお菓子に気づき咥えてきたぬいぐるみを離したらお菓子を与える。それをなん度も繰り返しました。そのうちに、ぬいぐるみを取ってきて、渡したらお菓子がもらえると言う認識が犬の中で確立され、唸ることもなくなり、お菓子がなくても上手に持って来れるようになりました。

(40代女性)家族以外の人や動物などすべてにかなり攻撃的にうなります。特に子供が苦手のようで近所のお子さんでも体を震わせてうなります。

来客の際にはその来客に座ってもらいます。そうするとうならなくなり、自分からその来客の匂いをかいで安心するようです。落ち着いたらうちのわんこにも来客の名前を繰り返し伝え、お客さんからおやつをもらうようにしたら静かになりました。

(20代女性)唸りや吠えに困り果て、Amazonでしつけ用首輪を調べて充電式の首輪を買いました。吠えたり唸ったりするとビーーーと音がなるタイプの物です。ビーーーと音がなり吠えたり唸るのをやめると褒めてお菓子をあげてます。今のところ完全にではないですが落ち着いてきました。

(30代女性)まずインターホンが鳴った時点で吠え始め玄関に走って行き、宅配便のドライバーに対してうなり声を上げて必死だ追い返そうとしていました。

最初はうなり声に対して吠えちゃダメと怒っていたのですが、全く直らずむしろエスカレートしました。大きい声で怒ると犬は自分を応援してくれているのだと勘違いしてしまうと知人から聞いてからは、怒らず、そして私自身がとても嬉しそうな表情をしてとても喜んでいるふりをすると、嫌なことではなく嬉しくなる人が来るのだと思うようになったのか直りました。静かにしたらおやつをあげるのも効果があったように思います。

まずインターホンが鳴ったらできるだけオーバー気味に喜んで笑顔を見せて、敵が来るのではなく、楽しいことが今から起こるのだと思わせると良いと思います。

(40代女性)まだ1歳頃でしたが餌を食べている時に近くにあった玩具を治そうと手を伸ばした所餌を取られると感じたのかウーと低くうなった。

おやつをあげる時に手に持ったまま食べさせたり、餌を入れた器に手を添えて犬が手を入れていても餌を取られない事を分かるまで少しずつ続けました。最初の頃はウーと言っていたが段々と言わなくなった。

(40代女性)家の外で足音がするとうなり始めてから吠えまくるので、しつこくだめだよ、と言い続けてました。するとうなる声が小さくなってきたので、理解してくれていると思い、また音がして、うなる前に急いで、ダメだよ、と注意してみました。すると、うなることをしませんでした。そこでご褒美におやつをあげるの繰り返しを行った結果、2週間くらいで治りました。

(20代女性)家族以外のあまり見ない人間に対して臆病で、姿が見える・緊張している時は聞き覚えのない声を聴くだけで暫く唸り続けていました。最初に試した方法は頭を撫でて落ち着ける方法でしたが、怯えてるので反って逆効果になり噛みつかれました。それ以来は出せる限りの低い声でその犬の名前を呼ぶことで落ち着かせ、唸りをやめさせています。

(40代女性)ソファで座っている時に、場所を移動させようとした時に、うーっと唸ることがありました。(歯は見せておらず、唸るだけ)自分達が、ワンコより上の立場である事をわからせるため、最初は力尽くでやっていましたが、大型犬というのもあって、びくともしませんでした。力尽くだと余計にワンコが意地でも動かなくなりました。

そこで、首輪を持って、おやつを手に持って床に誘導し、ソファから下ろしました。力を入れなくても、誘導してあげるだけで、出来ました。それからは、人が先にソファに座り、その後にワンコが自分で空いてるスペースを見つけて、座るようになりました。ベットで一緒に寝ていますが、同様に、人間が先に場所を取ってから、ワンコをベットにあげるようにしています。

(20代女性)特殊な音に対して敏感に反応するようで、花火の打ち上げ音や玄関チャイム、パトカーのサイレンや選挙カーの演説などが聞こえてくるたびに低いうなり声をあげていました。

音に敏感に反応するのはその音に対して恐怖を感じているからだと知り、その恐怖心が少しでも和らげばと思い動画でパトカーや救急車のサイレン音、録音した玄関チャイムの音などを毎日犬に聞かせるようにしていました。

最初はその動画や録音を流すたびに唸ったり吠えたりしていたのですが、おやつやおもちゃをあげて気を紛らわせたりしつつ毎日繰り返し聞かせていたら、次第に玄関チャイムやパトカーのサイレン音に対して唸り声をあげる頻度が減っていき、今現在はそれらの音に対して唸る事はなくなりました。

(20代女性)家にいる時に、外で人の声や足音が聞こえたり、ポストに郵便物を入れる音がした時に、唸ったり吠えたりします。あとは犬を見かけるとダメで、お散歩中によその犬を見かけたり、病院に連て行くのは大変です。家の中で唸ったりした時は無言で無表情で近づき、ひたすら見続けます。笑

怒鳴ったり手をあげるのはよくないと思い、威圧してみることにしたんですが、「あ、やばい。。」みたいな顔をして、唸ったりするのをやめます。ただその時だけの効果なので、唸るたびにやっています。

お散歩中はよその犬の姿が確認できた段階でコースを変えて、出くわさないようにしています。お散歩中のしつけは完全にはできていないです。。。

(50代女性)知人やガス、電気の業者等が来て帽子で顔がはっきりと見えなかったり、手に道具を持っていたりすると、何かされると思うのか、歯を剥き出してうなり出します。しかし、家人が犬の側で、客人と話をして悪い人ではない態度をとると、うなる行為は止まります。

(30代女性)テレビに男の人の顔アップが映った時にうなりました。その時は一瞬ではなく、長めに映し出されていました。

うなった瞬間に、「静かに」と制止の合図をいれるようにしました。静かになったら褒めてあげました。何回か繰り返しているうちに、うならなくなりました。「ダメ」と言って黙らせようとしたこともありましたが、それはあまり効き目がないようでした。

(40代男性)最近耳が遠くなったようで、寝ているときに声をかけるとびっくりして吠えたりうなったりします。
なでてるときに(何が気に入らないのか)突然うなりだすこともあります。

吠えててもうなってても「おすわり」はするので、おすわりさせて頭に手をのせて目を見ていると、そのうちおとなしくなります。子犬の頃はよく叱っていたのですが、それがよくなかったのかもしれません。

(30代女性)散歩中、すれ違うだけの人にはうなりませんが、「かわいいですね」などと話しかけてくる人にうなってしまいました。

高い位置から話しかけられると怖いようなので座るなど態勢を低くしてもらい、少し落ち着いたらおやつをあげてもらうなどすることによって知らない人でも怖くない、うれしいこともあるんだという認識ができるように繰り返しました。

(30代女性)呼び鈴が鳴る前に、人の気配を察知してうなることがありました。マンションに住んでいますが、ドアよりも10メートルほど離れた共用エレベーターから人が近づいてきている時点でもううなり始めました。

まずはうなったり吠えたりして興奮している状態の犬を落ち着かせるよう、別室へ連れて行きました。別室でも吠え続けているのですが、餌やおもちゃを胸の高さに持ち、犬の注意をひきました。

しっかりと目を見つめて、名前を呼んで落ち着かせるとうなるのをやめました。それができるようになると、おもちゃや餌を持っているふりし、同じように落ち着かせました。犬の目を見ずに叱るだけでは、まったく注意されていると犬自身が気が付かないのか、効果がありませんでした。

今すぐに対処するべき行動(食事・おもちゃでうなる)

犬がうなる理由は様々です。しかし、すぐに対処するべき「問題のあるうなり」があります。それが、食事やおもちゃなどの所有欲からくるうなりです。

犬のおもちゃを取り上げようとした時
パグ取らないで!
犬が咥えているおもちゃに触ろうとした時や、取り上げて遊びを終わりにしようした時に、おもちゃを離さないで唸ることがあります。大事なおもちゃをとられまいと、威嚇している唸りです

ドッグフードを食べている時
うなるラブラドールレトリバー
ドッグフードやおやつを食べている時に、飼い主さんや家族が近づいただけで唸ったり、食べる前や餌の準備をしているだけで唸る犬もいるようです。

「ごはんをとられたくない」「食べているのを邪魔されたくない」という気持ちで威嚇しています。

さらに、犬によってはフードだけではなく食器に対しても所有欲が強すぎて、人間や他の犬が触れようとしただけで唸ることがあります。

こちらは、大好きなおやつをとられると勘違いして唸っています。このような「所有欲」からくるうなりは注意が必要です。

例えば、犬がドッグフードを食べている時などに、近くを歩くとうなり、それだけでなく飼い主さんや家族を噛むような場合は、緊急事態です。

「食事」や「おもちゃ」などをとられたくないという「所有欲(お気に入りを守りたい)」からくるうなりは、その後の「噛みつき」などに発展する可能性が高いと言われています。

特に噛みつきがあるような場合は、すぐに専門家に相談に行きましょう!

食事やおもちゃで唸ったり、噛みつく場合は、ドッグトレーナーなど専門家に相談しよう!

縄張り意識で唸る

来客に唸る、家の玄関や窓の外を犬が通るだけで唸ることがあります。
ミニチュアダックス唸る
または、自分の寝床(ベット)に近づいたら唸る事もあります。
犬のベット
お客さんが家に来た時や、ベットに近づいたら唸るのは縄張り意識もありますし、見知らぬ人に対する恐怖心であることもあります。

恐怖心から唸る

犬は恐怖心で唸ることがあります。怖がっている時は、耳が後ろに倒れて尾は下がっています。雷の音や自転車や飼い主以外の人間など、犬にとって怖いものはさまざまです。
犬がうなる
たとえば外出先などでスーパーの前などにつながれている見知らぬ犬に近寄ろうとすると、唸られることがあります。この時の犬は怖がっているので、無理に撫でようとしたり近寄ったりすることはやめておきましょう。

体調不良や老化によって唸る

病気やケガなどで具合が悪い、痛いなどで唸ることがあります。また老化によってちょっとしたことでも我慢ができなくなる、認知症になっているなどでも唸るようになることがあります。
動物病院でうなる犬

楽しいときにうなる

問題ではない「うなり」もあります。これは、遊びで唸る、嬉しいとき、楽しいときも唸る場合です。

ただし、問題はないといっても、興奮しすぎて、吠えたり噛んだり‥という状況に発展する事もありますので注意は必要です。

飼い主さんと一緒に遊んでいて楽しくて興奮した時
楽しいコーギー
飼い主さんと楽しくおもちゃの引っ張り合いで遊んでいたら、だんだん唸り始めることがあります。楽しく遊んでいるのに、気に入らないことがあるのかな?と戸惑ってしまいますよね。

これは犬があまりに楽しすぎて、興奮しすぎている状態です。しっぽを振って唸る、唸っても噛まない時は嬉しくて唸っているといえるでしょう。

犬同士のじゃれあい
犬と犬が仲良くじゃれあっていても、興奮して唸ってしまうことがあります。こんな時は愛犬が噛まれたら、または相手の犬を噛んでしまったら、と心配になりますよね。

こちらはケンカのように見えますが、じゃれあっています。飼い主さんも笑っていますね。

ケンカとじゃれあいを見分けることは難しいですが、犬の表情を見て判断します。

ケンカの可能性が高い行動
・一方的に特定の犬だけが攻撃されてる
・背中の毛が逆立っている
・しっぽが下がっている
・しっぽが後ろ足の間に入っている
・噛んで首を振っている(甘噛みではない)
こんな場合はすぐに引き離してくださいね(参考:遊びと喧嘩の違い http://happytails-up.com/2017/06/09/play-or-fight/)

しつけの前に決めておくこと

・家族全員で細かい部分までルールを決めて統一する
・褒めながら教える(正の強化)
・大声で怒ったり・叩いたりしない(体罰は逆効果)

まずは、家族全員で細かい部分までルールを決めましょう。そうしないと、犬が混乱します。

例えば、犬が寝室のベットにのぼっても良いのか?ソファーで寝ても良いのか?バルコニーに出ても良いのか?など、なるべく細かくルールを決めて下さい。
犬と家族
人によって言うことが違えば、犬は混乱してしまいます。

次に、叱りつけて教えるのではなく、「ほめて強化する正の強化でしつける」ことが大切です。

「正の強化」は、犬など動物が飼い主さんにとって好ましい行動をした時に、ほめてその行動を強化するしつけ方法です。

人間でも怒られて教わるより、ほめられながら教わるほうがいいですよね。

こちらの動画では、褒めながらしつけていくやり方(正の強化)がわかります。

おりこう犬プロジェクト

ポイントは、「グッド」「良い子」「よし」などの「褒め言葉」のあとにスグにおやつを与える事です。

すると、「褒め言葉の後におやつがもらえる(=良い事が起こる)」と学習します。そうなると、これから唸るしつけがしやすくなります。

うなることをやめたら褒め言葉(=おやつ)がもらえた!と学習して欲しいわけです。すると、最終的にはおやつがなくても、褒め言葉だけでもコマンドを聞くようになります。

無理やり力づくで従わせるようなことはしません。また、犬がなかなか言うことを聞かないから殴るなど、体罰は絶対しないようにします。信頼関係が崩れます。

環境省・動物の適正譲渡における飼い主教育より)
環境省が注意喚起しているように、このような体罰をつかったしつけはオススメできません。
やってはいけないしつけ
アメリカ獣医行動学会(AVSAB)では、このようなチョークチェーンやピンチカラーでのしつけに反対しています。
チョークチェーン

アメリカ獣医行動学会(AVSAB)やペットドッグトレーナー協会(APDT)では、「支配性理論」に基づいたしつけ(=体罰を使うしつけ)に反対しています。

ただし、唸るだけでなくて噛みつきがあるような犬の場合は例外です。まずはしつけ教室やドッグトレーナーなど専門家に相談してくださいね。

ドッグフードや食器に触ると唸る犬には

それではここからは、具体的な状況について対応方法をみていきましょう。

ドッグフードや食器(フードボウル)を触ろうとすると唸る犬がいます。この場合は、フードは飼い主さんから「与えてもらっている」ことを理解してもらいましょう。

ただし、噛みついてくるそぶりを見せたら無理はしないで、専門家に相談してください。

・「お座り」「フセ」「マテ」などの基本的なコマンドに従ってから、ドッグフードを与えましょう。
・手で食器(フードボウル)にフードをちょっとずつ追加します。
・唸ったらフードを与えることはやめます。唸ることに対しては無視をします
・犬が唸るのをやめたら、再度フードを追加して与えます。

これで「飼い主さんの手がドッグフードや食器に近づいても、フードを奪われない。手が近づいたら逆にフードが増える」と思わせるのがコツです。

こちらの動画では、手でフードを追加していくしつけのやり方がわかります。

コマンドに従ってから、餌を与える

この動画はうなる犬のしつけではありませんが、コマンドの指示にしっかり従ってから、食器に手でフードを追加しているので動きが参考になります。

噛みついてくるそぶりを見せたら無理はしないで、専門家に相談してね!

お気に入りのおもちゃに触ると唸る犬には

お気に入りのおもちゃに触ったり、取り上げようとしたりすると唸る場合は、怒鳴ったり叩いたりしないで、「ハナセ」「チョウダイ」などのトレーニングをしましょう。

こちらの動画のように、おやつと交換する方法が教えやすいでしょう。

「ちょうだい」のトレーニング

食べ物交換法

普段から「ちょうだい」「はなせ」のトレーニングをして、おもちゃなどに執着させないようにしましょう。

おもちゃは飼い主さんが犬の届かないところにしまっておきます。引っ張りっこで遊ぶ時は、最後必ず飼い主さんが勝って、おもちゃは飼い主さんがしまいます。

こちらの動画は、引っ張りっこで遊ぶコツがわかります。興奮させないようにする方法もわかりやすいですね。

犬との正しい遊び方|引っ張りっこ

興奮からくる唸りに対処する

楽しそうにしていても、そのまま遊び続けていると威嚇の唸りになる可能性もあります。興奮し過ぎたなと思ったら、遊びは中止して犬をいったん落ち着かせるようにしましょう。
威嚇する犬
興奮の止め方は「まず犬の動きを止めること」ですが、飼い主さんは大声を出さないようにします。

犬の側に座って、首輪と腰を持って動きをとめて、落ち着いたら「マテ」「オスワリ」をさせて、そのあとごほうびを与えます。遊ぶ時はポケットなどにおやつを入れておくと便利です。

こちらの動画のように、犬の側に座って首輪と腰あたりを抑えると動きを止めやすくなります。

興奮する犬

この動画のように、興奮していてもすぐに落ち着けるのが理想です。

興奮をコントロールする遊び方

お気に入りのベッドやソファに触ると唸る犬には

犬のお気に入りベッドを触ると唸る、または人間のソファに寝そべっているので、どけようとすると唸る場合もそのままにしてはいけません。

唸ったのにそのままにしたら、犬は「唸れば自分の思い通りになる」と思ってしまいます。だからといって、大きな声で怒鳴ったり叩いたりしません。

いろいろと方法はありますが、首輪をもってそっとおろしてもいいでしょう。

普段から首輪を持つトレーニングをしておけば、犬をどかしたり移動させたりすることができます。呼び戻す練習もしながら首輪をつかむ練習をしておきましょう。

こちらの動画では、首輪を持つトレーニングが詳しくわかります。

おりこう犬プロジェクト

もしくは、こちらのように手におやつをいれて誘導する方法でも問題ありません。

お気に入りを守らせない(寝床)

ただし、いつもおやつで誘導すると、「ベットやソファーから降りないでいるとおやつがもらえる」と学習してしまいます。ですから、徐々におやつをあげないでも降りれるようにしてください。

来客に唸らないしつけ(インターホン、宅急便・郵便配達も)

お客さんはもちろん、宅配便・郵便配達・水道やガスの検針の方にも唸るのをやめさせたいですよね。
宅急便
犬は見知らぬ人に唸ることで、ここは自分のテリトリーだ!と主張しています。また怖がりな犬も、見知らぬ人に唸ることがあります。

すぐ去ってしまう配達の方には「唸ったら相手は怖がってどこかにいった」と犬が勘違いすることがあります。

唸る前に、とっさにおやつを与える方法が有効な場合もありますが、タイミングを外すと「唸ったら知らない人がいなくなった。しかも飼い主さんからごほうびももらえた」と間違ったしつけになってしまいます。

インターホンで唸る犬には、インターホンが鳴ったらハウスやクレートに入らせてごほうびを与えます。ハウスに入ればすかさず褒めておやつをあげましょう。

インターホンが鳴ったらハウス

お客さんに警戒している時は犬をクレートなど安心できる場所にいさせて、あとは知らんぷりをしておきます。

来客にうなる犬に対しては、お客さんが声をかけたり、撫でようとすると犬のストレスになります。

お客さんにお願いして、正しい接し方をしてもらいましょう。背中を向けて知らんぷりしてもらうと犬も落ち着いてきます。

来客吠え対策!怖がるワンちゃんへの間違った接し方と正しい接し方

唸らずにいられたら、お客さんからほんの少しだけおやつを与えてもらいます。その時もいきなり正面から犬に向かわず、最初は後ろ向きから始めます。ごほうびも無理に食べさせる必要はありません。

「知らないお客さんが来ても怖くない」「来客があるとおやつがもらえる(=良いことがある)」と思ってもらうのがコツです。

知らない人に慣らす方法

散歩中などに他の犬をみると唸る場合のしつけ方

犬が苦手というわんちゃんもいます。人間が近づいても大丈夫なのに、他の犬が近づくと唸ったり吠えたりします。
吠える犬
このような場合は、他のわんちゃんに協力してもらいながらトレーニングします。

まず、「マテ」や「オスワリ」の状態で、最初は遠くを他の犬に歩いてもらいます。うならずにおとなしくできればおやつをあげます。

そして、徐々に近くを歩いてもらうようにします。これを繰り返すことで、「他の犬が通っても唸らずに静かにしていればおやつがもらえる(=良いことがある)」と思わせる事がコツです。

吠える犬のしつけトレーニング

ただし、他のわんちゃんに協力してもらう必要があるので、しつけ教室などに通う方がトレーニングしやすいし効果的だと思います。

また、散歩中のマナーとして、知らない犬のさわり方も覚えておきましょう。

初対面の知らない犬の正しい触り方

この動画で解説されているように、手を犬の頭の上からだして触るのはNGです。頭の上は犬の死角なので怖がります。
間違った犬のさわり方

そうではなくて、まずは飼い主さんに「触っても良いですか?」と許可をもらってから、胸や顎の下など、犬が見える視界の範囲内を触るようにします。すると、安心して触らせてくれる可能性が高いです。

子犬が唸る場合のしつけ方


わずか生後4ヶ月の子犬でも唸ることがあります。たとえ子犬でも、唸ったらその場できちんと対処していくことはもちろん、普段から正の強化でしつけをしていくことが大切です。

ただし叱りつける・怒鳴る・殴る・叩くなどは絶対しないようにしましょう。子犬の頃にそのような経験をすると、飼い主さんとの信頼関係が成犬になっても結べなくなってしまいます。

子犬と成犬の場合のしつけ方は基本的には同じなので、重要なポイントだけお伝えします。

社会化をしておくと、恐怖心が無くなるので唸らなくなる
抱っこされる犬
子犬は家族だけでなく、近所の人・獣医さん・家族の友達など、様々な人と触れ合い、他の動物や様々な刺激に慣れておきましょう。

特に「社会化期」とよばれる生後3~13週頃までに、色々な体験をさせておくと、順応して慣れてストレスを感じることが少なくなります。

「知らない人だ怖い」「知らない犬は恐い」「病院で痛いことをされるのは怖い」「雷が怖い」などが減るわけです。

ただし、筆者の経験上、生後6ヶ月くらいまでなら社会化のトレーニングは間に合いますので、子犬のしつけ教室などに通うことをオススメします。

社会化をしておくと、わんちゃんも飼い主さんもストレスが少なくなりますよ!

子犬の社会化ってなんだっけ?

子犬の社会化

この動画のように、同じような月齢のわんちゃんと遊ぶのも社会化トレーニングのひとつです。他の犬を無駄に怖がらないようになります。

子犬のしつけ教室などではこのような社会化のトレーニングをしていますので、ぜひご近所のしつけ教室を探してくださいね。

食器・フードにさわっても唸らないしつけ
子犬の時から体や食器を触っても唸らないように教えていきます。フードを食べている時に犬の体を触ったり手を入れたりします。

また、食べている最中に食器に手でフードを追加することで、飼い主さんは好きなものを追加してくれる、ということを覚えさせることも大切です。

食事の与え方

お気に入りを守らせない(お皿)子犬のしつけ

このようなトレーニングを何度も繰り返して「食器に飼い主さんの手が近づいたら良いことがある(=フードが追加される)」と思わせるのがコツです。

花火・雷・救急車などの大きな音に慣れさせる
雷
意外と見落としがちですが、花火などの大きな音が苦手でうなるわんちゃんも多いですよ。子犬の頃から音になれさせるのがポイントです。

やることは簡単で、録音されて花火の音などを聞かせるのも良いですし、自宅にいるときは常にラジオなどで音を出すようにしておく事です(大音量でなくてもOKです)

雷の音慣れ

(まとめ)犬の唸るしつけ

それでは、ココまでの話をまとめますね。

・エサやおもちゃなど「所有欲」からくる唸りは危険性が高い。噛むような場合は専門家に相談して!
・「支配性理論」に基づいたしつけ(=体罰を使うしつけ)はNG。
・褒めるしつけ(正の強化)で、飼い主さんの言うことを聞けば良いことがある(おやつがもらえる)と思わせるのがコツ
・子犬は社会化のトレーニングで、恐怖心がなくなる(唸らなくなる)
・子犬の社会化のトレーニングは生後6ヶ月頃までなら間に合う。しつけ教室を探してみて!

犬が唸っているからと言って「威嚇してる」わけではありません。何か理由があって唸っていますから、頭ごなしに怒るのではなくて、まずは犬の気持ちになって考えてあげてくださいね。

わんちゃんの心身の健康を守れるのは飼い主のあなただけです!しっかりと調べてくださいね。

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