同じドックフードばかりだと、飽きて食べなくなることも。塩分と糖分が控えめの色々な食材を試してみて
私は、関東郊外の田舎の住宅街で小さな店を独りで営業をしている40代前半女です。両親と妹と実家暮らしの4人家族です。
雌で中型の大きめの雑種を飼っていたのですが、一昨年15歳で亡くなりました。そんな亡き愛犬が食べなくなったのは、生後半年のときのことです。
それまでは、ドライフードをお散歩の後に1日2回与えていました。譲って貰った家で食べていたフードを、1ヶ月程で朝も夜も少しずつ残すようになってしまったのです。
ドックフードを残すとおやつ(ヒメタラ)が貰えると知恵が付き…
当時、母がホームセンターに勤めていたので、美味しそうなおやつを色々与えていた事が原因かもしれません。フードを食べ残した時に、ヒメタラを与えると夢中で食べていました。味をしめて、残すとおやつが貰えると知恵が付いたとように思います。
仕方がないので、ドライフードにレトルトを混ぜ、お湯を少しかけて良い匂いがするようにすると、食べるようになりました。おやつは、昼と夜の遊び時間にあげる事にしました。
そのうち、レトルトも飽きて「またコレか…」と渋々食べているようでしたが、お腹がすけば食べるだろうと思い、1日2回を1回にしました。
ささみをフードに混ぜると食いつきが良くなりました
それからは、朝は散歩後におやつを与えて、夕方にフードをあげるということが多くなりました。それでも、フードも食が進まない時は、冷凍ささみをレンジで蒸した物を細かく裂いて混ぜると食いつきが良く、とても満足そうな感じです。
ご飯も好きなので、ささみ&ご飯も良く食べました。ささみのかわりに炒り卵を混ぜたのも良く食べました。人間も同じ食べ物は飽きるので、犬も同じなんだと思い、愛犬が飽きないように塩分と糖分を控えめにしたドライフードをベースにしてみたりもしました。
老犬になってからは苦労しました。牛肉もあげました
老犬になってからは、フードも11歳以上の物に変えて与えましたが、病気になってからの最後の半年は、食べさせることにとても苦労しました。動物病院の先生と相談をしながら、少しでも食べて貰えるように色々と工夫しました。とにかく1日でも長生きして欲しいというのが家族全員の願いでした。
牛ステーキ肉を焼いて小さく切った物を与えたり、栄養の高い缶フードや軟らかいチーズなども与えてみました。缶フードも小さいお団子状にして食べやすくして、口まで運ぶとやっと何個か食べる位です。
ステロイドを処方されて食欲が少し出ましたが、亡くなる最期の1週間くらい、ほとんど食事を拒否してました。シリンジで液状のフードを少しずつ口に流していました。食べたくないのに…と思うと、とても可哀想で辛かったです。
話せないワンちゃんだからこその難しさ
若い頃に食べなくなるのは、知恵と飽きです。介護状態では、病気からの食欲不振と体力が無くなった為に、舌や咀嚼が出来ずドンドン弱っていくものでした。
今、沢山の種類のフードが有りますが安全かどうかは疑問です。手作りでも本当に栄養が十分か不安です。アレルギー用なども有りますし、話せないワンちゃんだからこその難しさも感じました。
でも、ささみや卵やタラなどの人間が食べて美味しいものは、犬も美味しくて余計な物が入っていないので健康にも良いと思います。安くて廃棄肉と添加物ばかりのドックフードは論外ですが、わんちゃんとご自分の財布と相談しながら、色々なフードを試してあげて欲しいと思います。